生理痛が辛いので3年間ピルを服用し続けてみて思ったこと
こんにちは!私はぺんぎんと言います。今回は酷い生理痛が辛く、ピルを服用したことについてお話しします。
私の生理痛の程度
私の場合、生理痛は毎回酷くはなかったのですが、腰痛は毎回あり、出血の量も多く昼間に夜用のナプキンを使っていました。酷い生理痛がある時は、頭痛、腰痛、腹痛、吐き気、目眩があり、人が歩く振動すら辛い状態でした。周りの人と話しても、そこまで酷い人はおらず、母に勧められて産婦人科でピルを処方してもらうことにしました。
ピルとは?
女性ホルモン(卵胞ホルモン、黄体ホルモン)のお薬で、排卵の抑制や、子宮内膜の増殖を抑える作用があります。つまり、排卵しないため、避妊効果があります。(100%ではありません)さらに、子宮内膜の増殖を抑えるため、出血量が減ります。また、ホルモンバランスを整えることができるため、月経前症候群や月経困難症、ニキビなどに効果があります。いずれも、医師の診療と処方を受ける必要があります。
ピルの種類
ピルの種類は、低用量ピル、中用量ピル、アフターピルの3つがあります。
低用量ピル
一般的に月経困難症などの生理症状の治療に用いられます。21日間ピルを服薬し、7日間休薬します。休薬中に消退出血と言われる出血が起きます。また、28個薬がある場合は、21日間ピルを服用し、7日間偽薬(ホルモンが含まれないお薬)を服用するため、飲み忘れが起きづらくなります。
中用量ピル
主に月経日をずらす目的で使用されます。
アフターピル
避妊が失敗した時などに使用します。性行為があってから72時間以内に服用する必要があります。早ければ早いほど避妊効果が高くなります。
産婦人科に行った時
産婦人科に行った時は、まず問診票の記入を行いました。次に、診察室に呼ばれ、原因を特定するべく少しお話ししました。その後、経膣超音波検査を行い、原因を探しました。少し待合室で待ち、結果は原因疾患がない「機能性月経困難症」と言うことがわかりました。(ちなみに子宮内膜症や、子宮腺筋腫原因疾患がある場合は器質性月経困難症と呼ばれます。)
実際に服用してみて
産婦人科に行った日にピルを処方していただきました。医師の指導に則り、生理が始まった日からピルの服用を始め、翌日も同じ日に飲みました。私の場合、ルナベル配合薬ULD(1シート2,500円ほどだったと思います。)を処方され、偽薬なしの1シート21錠でした。3シート目までは、不正出血(休薬中でなく、ピル服薬時の出血)が何度かありましたが、4シート以降からは落ち着いてきました。
症状に関しては、頭痛や腹痛など、様々な症状がなくなり、メンタルも安定するようになりました。また、出血量も少ないので、夜も昼用のナプキンでも足りるほどです。今までの症状が嘘みたいになくなり、普通に生活ができるようになったので、とても感動したのを覚えています。
今ではピルをフリウェル配合錠ULD「モチダ」というジェネリックに変更し、1シート1500円程度になりました。変更後も変わりなく使用しています。
ピルのデメリット
そんなピルにもデメリットはいつくかあります。
血栓症
ピルは血が固まりやすくなる性質があるため、「血栓症」になりやすくなります。「血栓症」とは、血管内で血液が凝固してしまうことです。血栓が脳に流れてしまうと、脳血栓に、肺に流れてしまうと肺塞栓症になってしまいます。
予防として、長時間同じ体制でいないことや、水分をよく摂ることがあります。
採血代が高い
ピルを服用すると半年に1回採血をする必要があります。なぜかと言うと、上記でも記した通り、ピルは血栓症に気をつけなければいけないため、血液内の凝固系の数値を確かめなければいけないのです。採血は1回で4,400円ほどします。
最後に
私はピルを服用して良かったと思っています。一度産婦人科で診ていただいたことで、病的な原因がないことも分かり、月に7日「何もできない&心が辛い日」がなくなったことは、とても大きいことです。生理痛が辛くてどうしようもない人は、ピルを服用するのは1つの手だと思います。この記事がピルを服用しようか悩んでいるという方々のためになれば幸いです。ではまた次の記事でお会いしましょう!